2013年2月20日水曜日

アニメレビュー「奏光のストレイン」


埋もれた傑作、名作をレビューし他の方の眼に触れるチャンスを与えようといったスタンスのページ。
ちょっと古い作品から今の人は知らないけど昔は人気だった作品などを見ようと思うきっかけになれば幸いです。
今回のレビュアーはさとり3です。

最初の紹介は「奏光のストレイン」となります。


・概要
スタジオ・ファンタジア制作のロボットアニメです、2006年の作品ですが残念ながらSDソースの作品で
3Dで作られたロボットも若干ジャギが目立ちます。DVDのみ発売でBlu-rayありません。
全13話。しっかりと完結しています。
コンセプトは小公女で登場人物の名前も小公女から取っていますが
内容はかけ離れておりどうしてこうなったといった所で、
小公女「読んだ事ないわ」という方でもまったく気にしないでもいいです。


・第一話の流れは
仲の良い兄妹、主人公である妹のセーラと兄ラルフを中心に展開します。
セーラは戦争により出兵しエースパイロットとなった兄を追い
訓練校に入学し仲間も出来て成績も優秀で満ち足りた学生生活を送っていました
しかし訓練中謎のストレインが現れ仲間を殺されてしまいます。
敵を追いかけたセーラの前に現れたのはなんと研究所に居た少女を抱えたラルフが現れます
追いかけるセーラをラルフは躊躇無く撃墜し逃げていくのでした。

・ここがオススメ
まさにガンダムの出だしのような流れです(笑
ありがちですが話のつかみとしては面白いと思います

ストレインと呼ばれる高機能ロボットに乗ることが出来るのは出生時に摘出した胚細胞から作った
ミミックと呼ばれる脳のクローンを使いストレインとリンクし操縦することが出来るという設定があり、
最初の撃墜でミミックを失ったセーラがいかにして兄の背中を追いかけるかと言うところが面白いところです。

戦争系ロボットアニメですが戦時中の陰鬱さ、前線に送り込まれる事になる少年少女の
非日常により冷静さを失ったかのような嫉妬や憎悪、混乱した言動などが上手く表現できていると思います。
後にレビューする予定の無限のリヴァイアスに通ずる暗さが良いです。

2006年のアニメ作品としては考えられないくらいよく動く3D戦闘シーンも見所。
綺麗な曲線でシャープなデザインのストレインが縦横無尽に敵を切り裂くシーンはよく出来ています。

声優が豪華で、登場人物ほぼ全員が有名声優で固められているため演技は文句なしです。

まとめ
当時テレビ放映がwowowのみといった悪条件で人目に触れることが無かったといった等企画のためにあるような作品。
放映当時毎週待ち遠しく見た記憶があります。
内容は重く気軽に見る感じではないですがアニメ見るぞ!といった気持ちのときにオススメです。

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