2013年4月21日日曜日

(ネタバレ有) アニメ「劇場版STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ」をレビュー

こんにちは鳥おんです。

今回は本日映画公開の「劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ」のレビューです。





こちらはネタバレありで感想書くのでネタバレなしの感想はさとりさんのレビューをご覧ください。


【概要】
今回のシナリオはアニメ版シュタインズゲート、トゥルーエンドから1年後の2011年8月のお話。
未来ガジェット研究所のメンバーも相変わらず生活を過ごしているけれど、岡部だけは幾度となく世界線を越えた影響で記憶のフラッシュバックに悩ませられる日々。
ついには体験していないはずの記憶までフラッシュバックとして脳裏に出てくるようになってしまう。

一方、牧瀬紅莉栖は別の世界線の記憶は無いのに、夢やデジャヴとして岡部と過ごした体験を思い出したりし戸惑ってしまう。

ある日、自分の体験した世界線とシュタインズゲートに到達した世界線どちらが正しい現実世界なのか無意識に分からなくなってしまった岡部はシュタインズゲートの世界線から0.000001%ずれた「R世界線」に存在ごと移動してしまい、紅莉栖の目の前から姿をけしてしまう。
まるで岡部倫太郎が初めから存在して無かったかのように・・・。


【この物語が正史扱いになるのかどうかが個人的に今後の注目】

R世界線に漂流してしまった岡部をラボメン全員が記憶から無くなってしまう所を、未来から来た鈴羽などの協力によって紅莉栖だけは思い出し、岡部を助ける事がこの映画の目的。
この話は未来が確定していないシュタインズゲート世界線の話であり、続編のロボティクスノーツの話にも繋がる前提の話のはず。

この世界線ではタイムリープマシンもタイムマシンも作られないはずなのに、今回では紅莉栖が別世界線の記憶を元にダルと協力をしてタイムリープマシンを作り、未来ではタイムマシンを完成させ鈴羽を過去に送るという事を実行してしまいます。
これってやっちゃってもいいのかなーと個人的に思ってしまったり・・・。

今回もSERNにダルがハッキングかけるのはともかく、LHCにアクセス出来てしまうって事はSERNの直通回線が繋がっている事を意味するので、Mrブラウンがシュタインズゲート世界線でもラウンダーって事を表してるんじゃないのかなぁ。
映画の話を盛り上げるためとはいえ矛盾や疑問が発生してしまうのは如何なものか。

ゲームのみが正史となります!って言うならパラレルとして楽しめるのだけども、正史扱いならどうやって辻褄合わせていくのかは個人的に楽しみでもあります。

その他の部分では、
「ラボメン全員集合した」という岡部の発言の時に鈴羽はもちろん居ないのだが、部屋のカレンダーの絵にマウンテンバイクが描かれていて演出的に全員集合していたり、
紅莉栖製のタイムマシンの型式番号がダルのFGシリーズではなく、想い人のイニシャルだったり、
本編であった岡部の「これがファーストキスではない」の発言に対して、ファーストキス相手が判明したり・・・。
細かいところでニヤリと出来るところが多く楽しめました。



【オススメシーン】
序盤、岡部の別世界線での記憶のフラッシュバックシーンの一部に、アニメではやらなかった(やれなかった)鈴羽ルートのラボメン一行の無限サイクリングシーンと未来からタイムリープしてきた綯ちゃんが萌郁を殺し、岡部に対して不敵な笑みを浮かべるシーンが映像化!
どちらも好きなシーンだったので数秒とはいえ映像化になった事に歓喜してしましましたw
紅莉栖ファンはもちろんな映画ですが、鈴羽ファンにもオススメ出来る作品ですね。


【総評】
キャラクターの衣装が1年前からまったく変わっていなかったり、タイムマシン関係の矛盾があったりとツッコミ所が多い作品ではありましたが話の流れ自体は個人的には大好きでしたね。
ゲーム、アニメ、ドラマCD、小説と多展開している本作を全て楽しめている方でしたら今回の作品も満足出来るのでは無いでしょうか。

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