今回は日常アニメの先駆け(?)の「あずまんが大王」の紹介とレビューとなります。
この漫画のキャラって半分近くはフルネーム不明だったのね・・・
【概要】
あずまきよひこ原作による4コマ漫画を2002年にアニメ化。どこにでもある高校の女子高生数名の入学から卒業までの3年間を描いた作品。
文化祭、体育祭、夏休みやクリスマス等のイベントを中心にまったりと日常を送る内容。
【現在の「オタク向け日常アニメ」の原典】
原作も好きで全巻持っていました。アニメの内容に大きな変更はほぼ無いはずですが、話の順番が多少違っていた記憶があります。第1話の冒頭で小学6年生が高校生に飛び級で入学したりと一部ぶっ飛んだ設定はありつつも、いわゆる「あるあるネタ」で話は展開するのではなく、各話イベント事をメインに起きつつ、女子高生たちが友達同士で会話していそうな内容を映像化しています。
彼氏が欲しい!とか恋色沙汰や、垢抜けた印象が無くGOOD。
第一話で主要キャラはほぼ全員登場し、関係性もキャラ設定も変わることが無いのでどの話から見てもOKという気楽さも魅力だと思います。
このアニメ以降、いわゆるあずまんがフォロワーなる女の子数人がメインの日常アニメ(漫画)が続々出てきて、アニメの1ジャンルとして築きあげるまでになってますね。
高校の3年間の内容なので年中行事(体育祭、文化祭、夏休みの旅行)などはきっちり3回分行うのにマンネリ感は無く、キャラの入れ替わりも無いのに話のクオリティは落ちないというのは素直に凄い。
ギャグ面も爆笑どころかクスクス笑えるところもあまり無いのですが、キャラクターの可愛さとこの漫画独自の間が相まってニヤニヤしたり、ほのぼ~のする所が楽しい。
今回、視聴したのは廉価版DVD-BOXだったのですが、好評のOPとEDが各話ではなくディスクの最初と最後だけだったのはちょっと残念。
ディクス1枚をまとめてみるには一々OP、ED再生しなくて良いのだけどもちょっと寂しい。
【オススメの回】
第14話「夏休み2」がオススメ。個人的に神楽が凄くすきなので、神楽の水着姿、日焼け跡、浴衣姿が見れるこの回は神楽好きには至高!
原作の頃は大阪が一番好きだったのに自分が年齢を重ねたからか、バカだけどマジメで責任感が強い・・・。けど、バカでスタイル抜群な神楽さんに好感が持てる。純情だしね。(バカだけど。)
ゆかりやにゃもの壊れっぷりもこの辺りから派手になってくるし、唯一のエロ話がある回なのであずまんが大王を語る上でもよく話題になるかと。
夏休みの旅行回は3つとも全て面白いですよ!
【総評】
この手のアニメはキャラの可愛さや会話劇の面白さが先行して各話全体の話の流れなどは評価されにくいのですが、あずまんが大王はそのあたりもきっちりと面白いと思わせてくれる作品。
メインキャラ以外のサブキャラの絡みなどもこの作品の面白さを高めている大きな魅力です。
あれ以上キャラが増えても蛇足だし、サブキャラ1人減っても面白さが激減する絶妙バランスだと感じています。
アニメ好きを語っている方で原作、アニメ共に未見ならば見なくてはならない作品だと思います!
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