今回は「ロボティクスノーツ-ROBOTICS;NOTES」となります。
・概要
2012年6月28日に5pb.よりPS3、Xbox360で発売された同タイトルのアニメ化
2012年10月11日から2013年3月21日放映、HDソースですが作画が崩れることが多く残念です。Blu-rayとDVDが発売中。
今作カオスヘッド、シュタインズゲートに続く科学アドベンチャーの3作目。
ゲーム版の評価は本筋は一本道で分岐も無くまた、所謂ギャルゲーの態勢を取って置きながら各ヒロインの個別ルートはあるが
個別エンドがないという意味不明な仕様で発売され不評を買っていました。
キャラルートに入ると書くキャラの抱えた問題をクリアしてスタッフロールという仕様(笑
私は全ルートプレイ済みですがあれは未完成品なんじゃないかと。
・ここが良かった
2012年ロボットアニメ欠乏症になった私を救ったのはこの一本でした。
舞台が未来であればあの低レベルなロボットはありえませんが2019年です、近未来というにも近すぎる時代なんですから。
用意された世界観に許されたSF(すこし不思議)があるリアルロボットが大好物の私には満足の行くロボット感でした。
アニメのようなシャープな線のロボットは自立しませんがARを用いてシャープなロボットが動いているように見える演出は
今までありそうでなかった良いアイディアだと思います。
キャラクターもかっこよく可愛く、私の一押しはメインヒロインの「瀬乃宮 あき穂」
方言で喋り可愛くてロボ好きで元気で病弱というごり押しにも感じられる記号(属性)多さであるにもかかわらず破綻していないのがすばらしい。
あとメガネ先輩こと「日高 昴」科学アドベンチャーシリーズの男キャラは良いキャラが多い気がする。
前作の橋田至やミスターブラウンも良いキャラだったし。
ストーリーの話では王道を強くなぞる部分が多くまさに最終回は愛と友情と主人公の気合で乗り切るノリは熱くて良い。
キャラクターを2クールかけてしっかりと育てて
ゲームとは逆でアニメはシナリオ分岐という概念が存在しないので中途半端感が無くなったというのは思わぬ副作用なのではないでしょうか?
・ここが悪かった
とにかくスタートダッシュが遅いのでこれから面白くなるとか知らないと途中で切られても文句言えないんじゃないかな。
ゆっくりキャラクター紹介する事での世界観の説明も捨てがたく上手くバランスをとってほしかった。
主人公はやる気が無いキャラなのでそこに耐えられないと難しい。ゲーム版より緩和されましたがまだ人によってはきついかと。
ゲームと比べ説明部分のカットが多く残念でした。あれなんで?と思うような人も出るレベルです。
ゲームではある程度説明されているのでこれをきっかけにゲームに入って行くのもありですよ。
まとめ
綯さんファンは少しがっかりしますがゲームからアニメへ上手く纏まっているので一度見ていただきたい。